建築・空間を
デザインすること。
それは意匠だけに特化するのではなく、施設を利用・体験されるお客様がブランド価値を感じる空間を創造することだと考えます。
同時に、サービスを提供する社員にとっても、自社ブランドの価値を体感できることが大切な要素の一つです。
モノ・コトが潜在的に持つ価値に目を向け、将来のあるべき姿を共に見つけ出し、デザインします。
なぜブランディング起点の建築が
大切なのか?
“キレイでオシャレな建物”と聞くと、何となく良いイメージを持つかもしれません。
しかし、もしその建物がターゲットとなるお客様のイメージとは異なる場合、売上にも貢献しないことも考えられます。
建物自体は目的ではなく、事業を成功させるための一手段に過ぎません。
そして、その手段を最大化させる方法、それが「ブランディング」です。
ブランディングとは?
ブランディングの定義は、発信する側の「こう思って欲しい」と受け手側の
「こう思う」を一致させる活動全体のことをいいます。
まず、何を伝えたいのかという“思い”が先にあり、自社の特徴を分析してコンセプトを設計、伝えるターゲットを明確化、そして、発信する側と受け手側の両者の思いが合致するように事業活動を行うことがブランディングです。
大切なのは
ブランドアイデンティティ
ブランドアイデンティティは一言で表すと「らしさ」です。
成功している企業は「らしさ」を感じます。
それを実現しているのはブランドアイデンティティに沿った事業経営です。
そして、それを簡単に変えない、継続させていくことが重要だということを成功企業が示しています。
だからこそ、ブランド戦略の策定には時間を取って進めていくことが正しいことだと私共は考えています。ブランド戦略の根幹となる「ブランドアイデンティティ」を決定してからデザインなどのアウトプットに進むことで、商品・サービスの方向性が定まり、長く愛される店舗へと成長していきます。
売上アップを
実現するために。
建築資産・空間造りの
価値の見直しから再生、
そして新たな価値の創造まで
槌野 磨 建築デザイナー
1972年生まれ・佐賀県出身。
大阪芸術大学 芸術学部 環境計画学科 卒業
社寺建築の現場監督を経て独立。
宮大工や伝統技術 継承者との出会いが原点となる。
建造物を技術的に守るだけでなく繁盛する工夫をしながら後世に伝えていく「つなぐ」役割の必要性に気づく。
例えば、「売上アップのための店舗デザイン」といわれて、このページをご覧になっている方はどのようなご想像をするでしょうか。お客様の心に訴えかけるポップや看板、それらをパーツとした、ワクワクした高揚感のある空間づくりでしょうか。
私たちが考える「売上アップのための建築デザイン」は、実はそういった取り組みとは根本的に異なるものです。
事業に貢献するためには、建築デザインは建築の視点から一歩離れて、事業経営者と同じ視点での判断が必要になります。
その視点に立った時、事業経営者と私たちでは、見えるものが異なります。
私たちに見えるのは、その企業様がこれまで培ってきた素晴らしい資産たちです。これらをすべてゼロにして「売れるデザイン」を作ることは可能です。しかし、それは「事業に貢献する」こととは必ずしも一緒ではありません。
私たちは、過去の資産を活かし、費用対効果に優れた「見違える空間」をプロデュースすることにより、事業全体に貢献したいと考えています。